Hardyで静的アドレスを設定する
いつもはまるんですよね。/etc/network/interfacesを書き換えても静的アドレスにならない。
これ、諸悪の根源はNetworkManagerにあるようです。「ローミングモード」というやつです。有線LAN、無線LANを簡単に切り替えたりしてくれます。
この機能を有効にしておくと、/etc/network/interfacesがガン無視されます。ifconfigではeth0についての行があるのに/etc/network/interfacesにはloの行しかない、という不気味な状態に。
基本的に無線LANに特化した機能のようですので、有線で固定IPアドレスをふる場合には止めてしまって問題ないはずです。
[システム]->[システム管理]->[ネットワーク]の[ローミングモードを有効にする]チェックボックスをはずしましょう。
これで、/etc/network/interfacesにおなじみの以下の行が追加されます。
iface eth0 inet dhcp auto eth0
これで静的IPアドレスを設定ができます。GUIからでも、/etc/network/interfacesを直接書き換えるのもよし。
ちなみにバージョンによっては、NetwokManagerのバグのせいで再起動するとDHCPに戻ってしまう場合があるようです。
その場合は以下のコマンドを実行してNetworkManagerを完全に無効にしてしまうのがいいようです。
sudo update-rc.d -f NetworkManager remove
そういえば前に書いたAvahiデーモンは悪さしなくなったな。
ログイン時にシェルスクリプトを自動実行する
皆さまあけましておめでとうございます。去年はほとんど更新していなかったものの未だ多くの人にご覧頂いているようで嬉しい限りです。
今も普通にUbuntu(最近Intrepidにした)は使っていますが業務多忙なのとUbuntuの完成度の高さゆえあまり書くことがなく(笑
今年は去年よりは更新がんばりますのでよろしくお願いいたします。
さて、最近モニタを回転させて縦置きで使ってるんですが、X.Orgの設定がうまくいかず毎回ログイン後にxrandrコマンドを手で打ってました。
ちなみに左に90度回転させるには以下のコマンドを実行します。
xrandr -o left
さすがに毎回手で打つのは非効率なので自動実行にする試み。
自動実行と聞いてまず思い出すのが.bashrcですが、GUIだと端末を起動しないと実行されません。
ということでBiBoLoGさんの「Ubuntu起動時のコマンド自動実行」を参考に/etc/profile.d/以下にスクリプトを書きます。
#!/bin/sh xrandr -o left
これをxrandr.shとして保存しました。実行権限も忘れずに。
# rc.localだとだめですね。タイミング的なもんでしょうか。
あとはホームディレクトリにでも同じスクリプトを作って、[システム]→[設定]→[セッション]の[自動起動するプログラム]でそのスクリプトを追加するという手もあります。
(Verboseモードでいこうさんの「Ubuntuで自動ログイン設定時、無線LANのキーリングを自動解除する方法」より)
でもやってみた感じ、profile.dの方がスマートな気がします。セッションの設定だと若干時間がかかる。
ま、それでもログインは首傾けてする必要があるんですけどね(笑)
UbuntuのDVDのISOイメージをリポジトリに追加する
オフラインで使いたい+DVDドライブがない環境での苦肉の策です。
これである程度アプリケーションを入れられるはず。
DVDのISOイメージは/usr/share/dvd/hardy-dvd-i386.iso、マウントポイントは/media/UbuntuDVDです。
ISOイメージのマウントポイントを作成。
$ sudo mkdir /media/UbuntuDVD
マウントしてみる。
$ sudo mount -t iso9660 -o loop /usr/share/dvd/hardy-dvd-i386.iso /media/UbuntuDVD
/etc/fstabに追加。あとでapt-cdromするときに必要になります。
$ sudo vi /etc/fstab /usr/share/dvd/hardy-dvd-i386.iso /media/UbuntuDVD iso9660 loop,ro 0 0
apt-cdrom 実行。これでSynapticやsouces.listに1行追加されます。いったんアンマウントしてマウントしなおします。このとき、fstabに記述がないとエラーになっちゃいます。
$ sudo apt-cdrom -d /media/UbuntuDVD add
これでリポジトリに追加してapt-get installできるようになるのかと思ったら、apt-getは/etc/apt/sources.listのcdrom:を選ぶと/usr/lib/apt/methods/cdromを参照し、そこから/cdromにアクセスするようで、DVDのマウントポイントを読みに行ってくれません。/cdromは/media/cdromへのシンボリックリンクですね。
/usr/lib/apt/methods/cdromはバイナリなので自分でどうにかできそうにない。
ということでかなり無理やりだけど/cdromを/media/UbuntuDVDのシンボリックリンクにしちゃう。普通にCDROM使うときは元に戻すことにする。
$ sudo ln -s /media/UbuntuDVD/ /cdrom
これでSynapticやapt-getでDVDからアプリケーションをインストールできるようになります。ちなみにsources.listに追加される行は以下。
deb cdrom:[Ubuntu 8.04 _Hardy Heron_ - Release i386 (20080423)]/ hardy main restricte
ここの「cdrom:」のところで/usr/lib/apt/methods/のどこを参照するかが決まるらしいです。
最初は/media/以下を見てると思ってここを「UbuntuDVD」にしたら、/usr/lib/apt/methods/UbuntuDVDがありませんといわれた。
gOS日本語化
さてさて日本語化ですが。
私が試した流れを書くと
- ae_Japanフォントに変更→失敗
- ipafontインストール&変更→中途半端に日本語化
- 「みんなでつくる「レッツ!Ubuntu」」さんの「gOSのインストール&日本語化」を参考にubuntu-desktop-jaインストール&設定→メニューバーとフォルダ内以外は日本語化
でした。
追記:ubuntu-desktop-jaインストール後は、Google Searchバーに日本語を入力してもクラッシュしなくなりました。
続きを読む