PCMCIAで無線LAN@Edgy...大成功♪
せっかく内蔵型の無線LANアダプタをつけてもらったにもかかわらず、笑っちゃうくらい電波が微弱で使いものにならないのでPCMCIAのを買ったわけですよ。
NEXXT SolutionsのWireless G Adapter PCMCIA(PM150NXT08)。
Ubuntuで、PCMCIAの無線LANアダプタを使えるようにする方法はおそらく以下の2つ。
- Linux用のドライバをインストールする
- Ndiswrapperを使う
Ndiswrapperというのは、Windows用の無線LANドライバをLinuxで使えるようにするというすばらしいツールです。
もしこのリストに自分のカードがあれば、上の記事の通りにインストールすれば使えるようになるはずです。
ですが当然のことながらNEXXTではLinuxのドライバなんて公開していません!Ndiswrapperもサポートしておりません!
ちゃんと調べてから買えよわたしorz
んが、lspciコマンドを実行してみて、
03:00.0 Ethernet controller: Marvell Technology Group Ltd. 88w8335 [Libertas] 802.11b/g Wireless (rev 03)
という文字列が表示されたら、Ndiswrapperでサポートしていないカードでも使えます!
ということで、PCMCIAの無線LANアダプタを使えるようにする方法です。
まずはPCMCIAを使えるようにする方法。
# といってもEdgyの場合はデフォルトで使えるようになってます。
カーネルバージョンが2.6以上なら「pcmciautils」を、それ以外は「pcmcia-cs」をインストールします。
さて、次はドライバですね。
前述の通りLinux用ドライバはなく、Ndiswrapperでもサポートしていない。
で、あきらめかけていたそのとき、フとlspciを実行してみると...
$ lspci (略) 02:01.0 Ethernet controller: Intel Corporation 82540EP Gigabit Ethernet Controller (Mobile) (rev 03) 02:02.0 Network controller: Intel Corporation PRO/Wireless 2200BG Network Connection (rev 05) 03:00.0 Ethernet controller: Marvell Technology Group Ltd. 88w8335 [Libertas] 802.11b/g Wireless (rev 03)
2行目が使えない内蔵無線LANアダプタ、3行目がPCMCIAのはずですが...Marvell Technology Group Ltdってなってる???
ググってみたところ、
なんていうのがあって、そこに
The TEW-421PC is a PC Card 802.11g wireless device that uses the Marvell Technology Group Ltd. 88w8335 [Libertas] 802.11b/g Wireless (rev 03) chipset.
とか書いてあるじゃないですか!
ということでダメ元でTRENDnetのドライバをインストールしてみました。
Ndiswrapperをすでにインストールしている場合は、アンインストールする必要があります。
これはSynapticでもapt-getでもどちらでも。
記事にはsudo apt-get remove ndiswrapperとありますが、以下の名前を入力する必要があります。
- ndiswrapper-common
- ndiswrapper-utils
- ndiswrapper-utils-1.1
次にbuild-essentialをSynapticからインストールします。
さらに自分のカーネルのバージョンと同じバージョンのlinux-headersをインストールします。
$ sudo apt-get install linux-headers-`uname -r`
シンボリックリンクを作成します。
$ sudo ln -s /usr/src/linux-`uname -r` /lib/modules/`uname -r`/build
そしてNdiswrapperのサイトから最新版をダウンロードし(この記事を書いてる時点で1.38)、インストールします。
$ tar xvzf ndiswrapper-1.38.tar.gz $ cd ndiswrapper-1.38 $ make distclean $ make $ sudo make install
TRENDnetからドライバをダウンロード。自分のカードがどのメーカのものであっても、これで問題ないはずです。
unzipで展開し、ndiswrapperを使ってドライバをインストールします。
$ unzip TEW-421PC_b1\\Driver\\Utility_Driver_TEW-421PC_423PI_b1_2.00.zip $ cd Drivers/Windows\ XP/ $ sudo ndiswrapper -i Mrv8000c.INF
ndiwsrapper -lで確認。
$ ndiswrapper -l mrv8000c : driver installed device (11AB:1FAA) present
アクティベート!
$ sudo depmod -a $ sudo modprobe ndiswrapper
これでキキキキキター
PWDのLEDがついた!ついた!
ついでにiwconfigとか。
$ iwconfig (略) wlan0 IEEE 802.11b ESSID:off/any Mode:Managed Frequency:2.437 GHz Access Point: Not-Associated Bit Rate:1 Mb/s Sensitivity=-200 dBm RTS thr:2346 B Fragment thr:2346 B Power Management:off Link Quality:0 Signal level:0 Noise level:0 Rx invalid nwid:0 Rx invalid crypt:0 Rx invalid frag:0 Tx excessive retries:0 Invalid misc:0 Missed beacon:0
夜中に一人で感動する私。
あとは/etc/network/interfacesに必要な情報を追加し、
iface wlan0 inet dhcp wireless-essid [SSID] wireless-key [WEPキー] auto wlan0
/etc/init.d/networkingを再起動すればOK。
$ sudo /etc/init.d/networking restart
これで見事につながりました!
最後に再起動後もドライバを使えるようにします。
$ sudo ndiswrapper -m adding "alias wlan0 ndiswrapper" to /etc/modprobe.d/ndiswrapper ...
これで完璧。
802.11無線ネットワーク管理 第2版 Matthew Gast 渡辺 尚 小野 良司 by G-Tools |